自分の頭皮の色、ご存じですか?自分の頭皮の色を把握している方は少なく、美容師に指摘されて自分の頭皮の状態に気がつく、という方は多いものです。
自分の頭皮の色を把握していない、という方は、一度鏡などでチェックしてみることをおすすめします。赤くなっている場合は、頭皮がなんらかの危険信号を出している証拠なのです。今回は頭皮が赤くなる原因と、その対策についてお伝えします。
1.健康な頭皮の色は?
健康な頭皮の色は、他の肌よりもかなり白い、青白い色をしているものです。
頭皮の色が黄色っぽくなると、皮脂が多く分泌され頭皮に脂が残っていて、酸化している状態で、頭皮の状態としては注意信号だと言えます。そして、頭皮が赤くなると危険信号、と言われています。そうです、頭皮の色が出すサインは、信号と一緒!なのです。
2.頭皮が赤くなる原因は?
頭皮が赤くなる原因はいくつかあります。次からはそれぞれの原因を知り、対策についても述べていきます。
2-1.血行が悪くなっている
頭皮が赤くなる原因として、血行が悪くなっている、ということが一つの原因として考えられます。表皮の下の真皮にたくさん通っている毛細血管が血行不良によりうっ血すると、その部分が頭皮の赤みとして表れることがあるのです。
とくに、頭部には筋肉がないので、動かすことのできる他の体の部位に比べ、血行不良が起きやすいのです。
血行不良が起きてしまう原因として考えられるのは、脂っこいものなどに偏りすぎた食事、睡眠不足や運動不足、ストレスが考えられます。そして近年多いのは、PCやスマホによる眼精疲労などによる血行不良があります。頭皮の赤みとともに肩こりもある方はこのパターンである可能性が高いでしょう。
頭皮の赤みがあり、上記にあるような事柄に心当たりがある場合は、頭皮が体全体の健康に危険信号を出してくれているととらえて、生活習慣の見直しをしてみると良いでしょう。
2-2.シャンプーなどで炎症を起こしている
頭皮が赤い時は皮膚が炎症を起こしている場合があります。頭皮に合わないシャンプーを使用していたり、シャンプーのすすぎが足りなかったり、シャンプーやヘアカラーの成分が頭皮に合わずにアレルギー反応を起こしたり、といった原因で頭皮に炎症を起こすケースは比較的多く見られるでしょう。
このような炎症が原因で頭皮が赤いのであれば、シャンプーをアミノ酸系のシャンプーに変えたり、シャンプーの仕方を見直してみたり、ヘアカラーなどの種類を変えてみることおすすめします。とはいえ、それぞれの頭皮や髪質に合ったシャンプーやヘアカラー、シャンプーなどの方法は微妙に違う場合があります。適切なシャンプーなどの選び方や方法については、ぜひ一度美容師に相談してみてください。
2-3.紫外線に当たりすぎている
お肌に対する日焼け対策をしない方は少ないかもしれませんが、頭皮の日焼け対策をしている、という方はまだあまり多くないのではないでしょうか。
頭皮、とくに髪の分け目やつむじは日焼けしやすい部分です。紫外線によるダメージで頭皮が火傷のようになってしまい、炎症を起こしてしまうことがあるのです。頭皮の日焼けを防ぐためには、頭皮用に使用できるUVクリームやスプレー、または日傘や帽子などを利用すると良いでしょう。
2-4.皮膚疾患にかかっている
頭皮の赤みはなんらかの皮膚湿疹にかかっている場合があります。頭皮が赤くなる皮膚湿疹として考えられる代表的なものをいくつか挙げてみましょう。皮膚疾患が疑われる場合には皮膚科を受診することをおすすめします。
- 脂漏性湿疹
- アトピー性皮膚炎
- 毛嚢炎
頭皮や顔にフケに似た白い、鱗屑と呼ばれる付着物が出ることもある湿疹です。原因ははっきりとしたことはわかっていませんが、過剰に分泌した皮脂に「マラセチア菌」という真菌が繁殖することで起こると考えられています。
皮膚の慢性的な炎症と湿疹が起こる炎症として知られているアトピー性皮膚炎は、頭皮にも発症する場合があります。頭皮に発症すると頭皮が赤くなるだけでなく、硬化や鱗屑がみられることがあります。
毛根が黄色ブドウ球菌などによって細菌炎症を起こし、内部に膿を溜めた赤いしこりができてしまう症状です。しこりは押すと痛く、ひどくなるとせつ(おでき)ができ、膿が流れ出ることもあります。
頭皮は皮脂が過多になりやすく、不衛生になることも多いために発症することの多い病気で、悪化すると脱毛がみられる場合があります。
まとめ
「Hair Art ROCO Factory」では「美しいヘアースタイルは健康な髪、頭皮から」と考えます。だからこそシャンプー類やパーマ剤カラー剤にも、体や頭皮にやさしいものを選んできました。
当店ではお顔の美しさはメイクだけではなく、お肌の透明感と考えます。正しい美容習慣を基に、細胞レベル、筋肉レベルから考えられたサロンで「-7才」のお肌を追求しています