パーマ・カラー

パーマでほんとうに髪は傷む?美しい髪のために気になる疑問を解明します

パーマをあてると、毎朝のスタイリングが楽になって時間に余裕ができたり、簡単にイメージチェンジができたりとメリットも多いでしょう。しかしパーマを繰り返していると、パサつきなどの髪の傷みが気になるところです。

本当にパーマをすると髪は傷むのでしょうか?その疑問にも答えつつ、パーマを当てるときに意識したいことにも注目していきましょう。

1.パーマの種類

パーマには大きく3つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1-1.コールドパーマ

髪の毛を濡れている状態で薬剤を反応させているので、濡れている状態の時に一番ウェーブがきれいに出るのが特徴のパーマです。スタイリングは乾くとウェーブが緩くなるので乾かす過程が重要です。

1-2.デジタルパーマ

薬剤と熱を使ってパーマをかけます。しっかりウェーブが出るのでスタイリングが簡単で持ちがよいパーマになります。形状記憶パーマとも呼ばれていて、濡れていても乾いていてもウェーブの具合は変わりません。

1-3.エアウェーブ

薬剤と空気の力でウェーブを作るパーマです。途中で乾燥の工程が入るので、ダメージが少ないパーマともいわれています。ボリュームをふわっと出すパーマに向いています。パーマの持ちがよいのも特徴です。

2.パーマをすると傷む?

パーマを当てると、傷むと一般的には思われています。それは本当でしょうか?パーマは1液と2液、二つの薬剤を組み合わせてかけます。1液は髪の毛に化学反応を起こしてウェーブを造りだし、その状態を、2液を使って定着させます。

髪が傷む、とはキューティクルが破壊されることです。キューティクルとは髪の表面をつくっているうろこ状の組織です。これが傷んでしまうと、うろこが開いた状態になり、内部の水分やタンパク質が流れ出てしまい、乾燥が起こりパサついたりつやがなくなったりします。さらにダメージがひどくなると、タンパク質や水分を髪の内部にキープするキューティクルがはがれてきてしまい、キレ毛や枝毛が起こるでしょう。

パーマをあてると、薬剤を内部にまで浸透させるために、キューティクルを開くよう働きかけることになります。そのときに髪の養分が出てしまうリスクがあります。また、キューティクルは熱に弱い性質なので熱を使用すればある程度のダメージはあるかもしれません。

しかし、パーマの手順を正しく、パーマ液も優しいものを使用すれば、キューティクルを守りながらダメージを最低限にすることは可能です。パーマで髪が傷むリスクはありますが、パーマを当てることが必ずしも髪を傷めるということではないのです。

3.パーマをして髪が傷むかもしれない理由

しかし、パーマをかけた後、手触りが悪くなったりパサつきを感じるようになったりした経験があるかもしれません。なぜパーマをして傷みを感じてしまったのでしょうか?

3-1.パーマでキューティクルを開いている

パーマをあてるとき薬剤を髪の内部に浸透させないといけないので、無理やりキューティクルを開いた状態にします。そして一度開いたキューティクルは少し開いたまま、完全に元に戻るのには1週間ほどかかるといわれています。そのデリケートな時期が大切です。強めの洗浄力のシャンプーを使っているなら避けた方がよいでしょう。

またそのときに濡れたまま寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルがさらに開いてしまうことになります。パーマ自体で傷んだのではなく、その後のお手入れで傷んでしまうのです。

3-2.パーマ液の選択・放置時間

先にキューティクルを開いているといいました。その状態の時に内部の水分や栄養が流れ出してしまうと髪は傷んでしまいます。ですので、できるだけ流出を防ぐために適切なパーマ液を選ぶこと、添付範囲を考えること、適切な放置時間にすることが重要です。きちんとした技術をもった信用できる美容師さんにお願いすることが大事です。

3-3.パーマ後のケア

また、パーマの後のケアも大変重要です。最後に美容院では、開いたキューティクルをとじるためのケアを施してくれます。そのケアを怠らず、きちんと施してくれる美容院を選びたいものですね。

4.パーマをかけるメリット

髪を傷めるリスクがあるのなら、パーマはかけない方がいいのではないか、そう考えるのも自然なことかもしれません。しかし傷みに注目したうえで、パーマをかけるメリットもあるのです。

パーマをかけるとスタイリングが簡単になります。それによってコテやヘアアイロンを使う時間が短縮されることになります。

髪のキューティクルを傷めないためには、下記3点に注意すべきだと言われています。

  • やわらかい髪質には150度程度、硬い髪質には160度~180度の温度
  • 一か所に当てる時間も5秒以内にする
  • 濡れたままの髪にアイロンしない

パーマによってはスタイリング剤のみですんでしまうこともあり、髪に毎日ダメージを与えるリスクが減らせます。

まとめ

以上、気になるパーマで髪は傷むのかということを考えてみました。結果、きちんとした薬剤を選び、確かな技術をもってすれば、パーマで髪が傷むリスクは低いといえます。しかしキューティクルを開いて行うものなので、最低限でも1か月はあけて次のパーマを当てるようにしましょう。

「Hair Art ROCO Factory」では、健康な髪、頭皮が美しいヘアスタイルを作り出すと考えています。髪や頭皮にはもちろん、体にもやさしい薬剤を使っております。髪だけではなくお肌に関しても気になることがありましたら一度ご相談ください。ぜひご来店お待ちしております。

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