手軽だけど難あり！ホームカラーのデメリットとは？

ヘアカラーの方法として、美容院でプロにしてもらうのとは別に、自宅にてセルフで行うヘアカラーがあります。費用面や手軽さに優れているものの、デメリットも存在しています。

そこで今回はホームカラーのデメリットや注意点についてご紹介しましょう。

1.ホームカラーのメリット

ホームカラーのデメリットを知る前に、まずはホームカラーのメリットについても知っておきましょう。代表的なものとして以下のものが挙げられます。

1-1.費用が安い

なんといってもホームカラーは費用を安く抑えることが可能です。美容院ではプロの手によって染めてもらうことになることと、各種設備を使用するので最低でも数千円はします。しかしホームカラーであれば基本的にはカラー剤の費用だけで済むので、千円以内でおさめられる場合がほとんどです。とくにカラーを頻繁に変える方にとっては、費用を気にしなくていいというのは大きなメリットになるでしょう。

1-2.手軽に染められる

手軽さもホームカラーならではのメリットといえます。美容院ですと、まず営業時間内でなければなりません。さらに、営業時間内であっても希望の時間帯に予約が取れるかどうかが問題ですし、場合によってはスケジュールの調整をするという手間も生まれます。

しかし、ホームカラーですと、ご自身次第でいつでも染めることができます。思いついたときにできるので深夜でも関係ありません。

1-3.カラー剤の種類が多い

市販のカラー剤は非常に多くの種類が存在しています。美容院でカラーをする場合でもカラー剤は豊富ですが、注文するときにどのように伝えたらいいのかわからず困ってしまうこともあるでしょう。市販のカラー剤はパッケージにカラーイメージが記載されているので、見た目で選ぶこともできわかりやすいです。

2.ホームカラーのデメリット

メリットもあるホームカラーですが、やはりデメリットの方が多く存在していることは否めません。ホームカラーのデメリットについて、詳しく紹介します。

2-1.ダメージが大きい

そもそも市販のカラー剤は、誰が使用してもできる限りイメージ通りに染まるように強めに作られています。それと比例して、髪の毛や頭皮に与えるダメージも強くなっています。

ホームカラーを実際にしたことのある方なら覚えがあるかと思いますが、ヘアカラー後の髪はキシキシときしみ、手ぐしですら通らないケースも珍しくありません。ダメージが蓄積された結果、容易には改善できないほどに髪の毛が傷んでしまうようなことも十分に考えられるでしょう。

2-2.色ムラなどができやすい

ホームカラーでもムラなく染めるためのコツはいくつかありますが、それでもプロの手によるカラーリングにはおよびません。どうしてもムラなどができてしまいますので、その仕上がりは素人っぽさが出てしまいます。せっかくカラーをしたのにクオリティが低いとなるとあまり意味がないでしょう。染め方にムラなどがあると再度染め直さなければいけないような場合もあり、そうなるとさらなるダメージが髪の毛に降りかかることとなります。

2-3.単調なカラーリングしかできない

市販のカラー剤はカラーのバリエーションは豊富ですが、その中から選択することになるので、それ以外のカラーにすることができません。おしゃれに自分らしいカラーを楽しみたいという方は、ホームカラーでは限界があるでしょう。美容院であれば、カラーに微妙な変化をつけることもできますので、複雑なカラーリングも可能となります。

3.ホームカラーの注意点

ホームカラーは手軽さの反面、ダメージの大きさが問題です。髪の毛や頭皮に負ったダメージはそうかんたんには取り戻すことができないのです。美しい髪の毛の源となるのは頭皮ですので、その頭皮がダメージを負ってしまうと必然的に髪の毛の質にまで影響を及ぼしてしまいます。ホームカラーをされる方の中にはホームカラーの便利さを魅力と感じ、いつのまにかホームカラーがメインになってしまうような方もいます。そうなると髪の毛や頭皮へのダメージは加速してしまいます。

またヘアカラーをした後、しばらくすると髪の毛の成長とともに本来の髪の毛の部分が根本に出始めます。その際、美容院でのカラーであればリタッチというカラーリングができますが、ホームカラーではリタッチができないという点にも注意しなければなりません。